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2008ボルドー・プリムールの値下げ傾向が明確になってきた。1級シャトーは2004年と同水準の約100ユーロで売り出されるという観測が、現地では広がっている。

 3月末から4月初めにかけて行われたプリムール試飲会は、前年より参加者が減少する傾向が見られた。英国のファー・ヴィントナーズ、米国のマッカーサー・ビバレッジなど主要なインポーターが参加せず、ロシアのバイヤーは減少したが、英国や日本のバイヤーの数は大きく変わらなかったという。

 試飲会に参加した大阪のインポーター「徳岡」の徳岡豊裕会長によると、右岸の品質は高く、メドックもトップ生産者は総じて期待以上の品質だった。「ブドウの生育期間が長く、例年の1・5倍以上の畑仕事が必要とされたが、優れた生産者のワインは細く、長いきれいなタンニン。シャトー・マルゴーは06年に負けない品質に仕上がっている」という。

 シャトー・アンジェリュスが先陣を切った売り出し価格は、トロタノワが10%値下げするなど、下落傾向が鮮明になっている。徳岡会長によると、シャトーやネゴシアンと話しあった感触から、1級シャトーが04年並みの100ユーロ前後で売り出すのはほぼ間違いないという。1級のセカンドワインは18〜21ユーロと見られている。

 また、シャトーは瓶詰め前の07年を大幅に値下げする動きに出ている。円高と景気悪化で、プリムール価格を下回りそうな06年については、05年の利益でキャッシュフローに余裕があるネゴシアンは売らずに、在庫としてキープするところが多いという。

めったに無いことですが、06年がそろそろ市場に出回り始めましたが、今ヨーロッパのワイン商社から買う方が、2年前に先金で購入をしたプリムールより安く買える事になっております。ま、数年でまた高くはなりますが・・・。
瓶詰めされた2006年のボルドーの確定評価を、評論家のロバート・パーカーが最新のワイン・アドヴォケイト181号で発表した。予想より高い評価に仕上がり、シャトー・ムートン・ロートシルトが98+という驚異的な高得点を獲得した。

 06年は8月に気温が上がらず、プリムールの樽からの試飲では、05年に見劣りしたこともあって、全般的な評価は低かった。しかし、1級や右岸のトップシャトーは厳しい選別によって、グランヴァンにふさわしい品質に仕上げてきた。

 最高得点のムートンは、醸造責任者のフィリップ・ダルーアンが就任3年目にして力を見せつけ、グランヴァンの比率を全体の44%に絞り込む厳しい選別を行った。パーカーは「82、86年以来最も偉大なムートン」と評価している。そのほかの1級シャトーも手堅くまとめ、ラフィット・ロートシルトが97点、オー・ブリオンが96点、ラトゥールが95点、マルゴーが93点だった。

 右岸では、25%しかグランヴァンを造らなかったオーゾンヌが98点、ステファン・コント・ナイペルグ伯爵のラ・モンドットが97点、パヴィとヴュー・シャトー・セルタンが96点と、トップシャトーが安定した得点を得た。

また、2008年のボルドーのワイン販売は、世界的な不況の影響で、量を減らしたが、高値を付けた2005年ヴィンテージのおかげで金額は微増した。

 「ボルドーワイン生産者連盟」によると、ボルドーワインの08年の販売量は38億4000万ユーロで、前年の34億ユーロよりわずかに増えた。これは、歴史的な高値をつけた2005年の出荷が始まったたため。


不況でもワインの販売数は伸びているんだ。と改めて思いました。
エキゾチックなムートン
ボルドーのシャトー・ムートン・ロートシルト2006年のアーティスト・ラベルの概要が、持ち株会社のバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社から正式発表された。

 06年のラベルを手がけたのは、1922年生まれの英国の画家ルシアン・フロイド。ヌード肖像画で知られ、2008年に女性のヌード肖像画が現役の画家として最高価格の3360万ドルで落札された。

 「飲む喜びをエキゾチックに置き換えた」デザインで、ブドウの樹を芽生えるヤシの樹に、ワイン愛好家を幸せそうに首を伸ばすシマウマになぞらえている。06年は6、7月に乾燥した暑さに恵まれ、8月は涼しかったが、ムートンは厳しい選別により成功した。収穫は9月20日に始まり、10月5日に終わった。

 毎年変わるアーティスト・ラベルは、シャトーを1級に昇格させたバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが始めた。シャトー元詰めを提唱した1924年にポスター画家のジャン・カルルに依頼したのが最初で、45年にはフィリップ・ジュリアンが戦勝を象徴する「V」マークをデザインした。46年以降は、現代の画家に依頼し、ピカソ、コクトー、シャガールらが名を連ねている。報酬はデザインしたヴィンテージを含む数ケースのムートン。

毎年著名な画家の描く、ムートンはラベルも楽しみです。特に2006年のムートンはすばらしいと聞いております。お金が有ればケースで購入したいです。
クリスマスのパリのシャルル・ド・ゴール空港で、中国人旅行客が4万6000ユーロ(約580万円)もの高級ワインを購入した。世界不況もリッチな中国人には無縁のようだ。

 空港の発表によると、この旅行客は昨年12月24日、ターミナルEの免税店で「ラ・ターシュ 1991」「ロマネ・コンティ 2002」のほか、伝説的なヴィンテージの「シャトー・ラフィット・ロートシルト 1947」「シャトー・ペトリュス 1986」などを購入した。

 この旅行客は北京行きの飛行機が出発する前、最初に約4万3000ユーロの買い物をし、数分後に戻ってきて、さらに約3300ユーロほど買い足したという。同空港の免税店では、リッチな中国人観光客の買い物が目立っている。2007年3月には、2万3000ユーロの高級ワインを買った旅行客が話題になったが、今回の金額は新記録を作った。 (2009年1月6日 読売新聞)

世界不況と言われ、マスコミでも中国企業が倒産をしている報道をよく目にします。が、この様な記事を見ると、お金持ちと、一般人の格差が開いているだけで、持っている人は持っているのがよく分かります。
金融危機を受けて、来年春に開かれる2008年ボルドーのプリムール(先物取引)に中止論が出ている。

 プリムール・キャンペーンは収穫翌年の3月から4月にかけて、インポーター、ジャーナリストらがボルドーに集まり、樽からの試飲評価に基づいて先物取り引きする。シャトーは短期間で現金収入を得られ、翌年の運営費に充てられる利点がある。バイヤーには、瓶詰めした時より安く買えたり、入手困難なワインが手に入るメリットがある。

 2008年の作柄は現時点では、2007年は上回るが、偉大なヴィンテージにはならないというのが一般的な見方。プリムールをする以上は、ネゴシアンは基本的に銀行から借り入れしてシャトーからワインを購入することになる。プリムールがある以上は、アロケーション(割り当て)を維持するため買わなければいけない。ただ、売れ行きが低調な場合は、ネゴシアンの負担ばかり高まる。経済の先行きも不透明なため、プリムールの中止論が出てきた。

 シャトー・コス・デストゥルネルのジャン・ギョーム・プラッツ支配人は9月の来日時に、「経済がさらに悪化すれば、プリムール・キャンペーンをしないという選択肢はある」と語った。ペトリュス当主クリスチャン・ムエックスの兄でビジネスサイドを担当するジャン・フランソワ・ムエックス氏は、「ネゴシアンがアロケーションのための融資枠がないなら、ワインはシャトーにとどめる」と中止の可能性についてふれた。例年参加する150シャトーから、トップの30シャトーに絞り込んではという声も出ている。

事前にお金を払い、先物購入をするプリムールが無くなる?のは安くボルドーワインが購入出来ない可能性があります。

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